私たちのミッション

私たちは、国内外で困難な状況に直面する子どもたちや若者が、安心して生き、未来を選び取れる環境をつくることを目指しています。
 一時的な支援にとどまらず、人と人とのつながりを大切にしながら、持続可能な社会づくりに取り組んでいます。

代表のあいさつ

特定非営利活動法人
バンブー・ペリフェリーズ・オーバーシーズ・ボランティアーズ
代表 韓(Han)

 私たちの活動は、「支援する側・される側」という関係を超え、人と人とが出会い、共に考え、共に歩むことから始まっています。タイとミャンマーの国境地域をはじめ、国内外には、社会や制度の狭間で、困難な状況に置かれている子どもたちや若者が多く存在しています。そうした現実に向き合う中で、私たちは一方的な支援ではなく、現地の人々と協力しながら、彼らが安心して暮らし、未来を描くための土台を共につくることを大切にしてきました。
 これまで多くのボランティアや支援者の方々が、文化や言語の違いを越えて、現地の人々に寄り添い、信頼関係を築いてきました。そのひとつひとつの積み重ねが、確かな変化を生み出していると感じています。本法人は、そうした活動を継続的かつ安定的に行うために設立されました。国境や立場の違いに関係なく、誰一人取り残されない社会を目指し、小さくても意味のある一歩を重ねていきたいと考えています。
 今後とも、皆さまと共に「Beyond borders, no one left behind」という想いを形にしていければ幸いです。
 どうぞ温かいご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

代表理事 韓 徳(はん とく)1976年、東京都生まれ。
函館ラ・サール中学校・高等学校で倫理・宗教を担当する教諭。2016年よりカトリック函館地区青年交流会の責任者を務め、カトリック札幌司教区と連携しながら、学校教育および教会・地域活動を通じて青少年の教育支援と国際交流に取り組む。2016年以降は、フィリピンやタイを中心に教育・ボランティア・交流事業を企画・運営し、国内外の教育機会に恵まれない子どもたちとの継続的な関係づくりに努める。現在、ラ・サール修道会東アジア地区7か国の LEAD Mission 委員 日本代表。これまでの教育現場と国際協働の経験を生かし、国内外の社会的・経済的・教育的に制約のある地域やコミュニティに暮らす人々と共に、個人や任意団体、宗教の枠を越えて学び、支え合いながら持続可能な関係を築くことを目的として、特定非営利活動法人バンブー・ペリフェリーズ・オーバーシーズ・ボランティアーズを設立。

NPO法人設立の背景

本法人の設立の原点は、2016年に札幌教区主催のフィリピンボランティア活動を担当した経験にさかのぼります。その後もフィリピンにおいて教育支援や交流活動を継続し、2019年にはタイ・カンチャナブリ県サンクラブリ郡を訪問しました。そこで、タイ・ミャンマー国境地域に暮らす無国籍の子どもたちが厳しい生活環境に置かれ、十分な教育の機会を保障されていない現実に直面しました。この出会いを契機に、現地における教育支援や交流活動を継続していくことを決意しました。

本法人は、安定した生活環境や十分な教育の機会を持たない無国籍および社会的に周縁化された子どもたちを支援することを目的とします。ボランティア活動や資金援助を通じて、教育の機会、奨学金、そして安全な学習環境を提供し、子どもたちが学ぶ権利を保障され、尊厳ある生活を送ることができるよう取り組みます。

2020年から2022年にかけてはコロナ禍の影響により渡航が中断されましたが、オンラインを活用し交流と活動の継続を模索し、つながりを守り抜きました。以後は、日本、特に北海道内のキリスト教系高等学校に所属する生徒を引率しながら現地でのボランティア活動を再開し、子どもたちに学びと笑顔を届けるとともに、日本の若者にとって国際協力を「自分ごと」として体験できる機会を広げてまいりました。

これらの取り組みを一時的・個人的なものにとどめず、社会に開かれた持続可能な活動として発展させるためには、法人格を持つ組織としての活動が不可欠であると考え、このたび設立に至りました。

本法人は、タイ・ブルースカイホーム(女子寮―高校生まで)及びバンブースクール(無国籍の幼稚園児)に暮らす子どもたちをはじめ、教育を必要とする青少年への継続的な支援を行います。また、国際理解教育やボランティア活動を推進し、日本の青少年に学びと成長の機会を提供することを目的とします。さらに、将来的には認定NPO法人を目指し、寄付者に税制上の優遇をもたらすことで、より多くの市民が支援に参加しやすい仕組みを整えてまいります。

タイ・ミャンマー国境付近での経験から

特にタイとミャンマーの国境地域では、国籍を持たない子どもたちや社会的に弱い立場にある人々が、多くの困難を抱えながら生活しています。
 現地の人々やボランティアとの協働を通じて、「外から支える」のではなく「共に歩む」支援の大切さを学びました。

タイのブラザーの言葉

周縁から希望を生きる ―― バンブースクールを支える働きへ

あなたが行っているこの働きは、決してあなた個人の努力だけによるものではなく、まさに神の御業であると私は信じています。まずそのことをお伝えしたいと思います。
 この数年間で、バンブースクールを訪れたボランティアの皆さんの体験を聞く中で、タイとミャンマーの国境沿いに暮らす、貧しく無国籍の子どもたちに向けてみなさんが示してきた勇気に、私は深い敬意を抱いています。日本から来たボランティアの皆さんはとても協力的で、意欲にあふれ、バンブースクールの子どもたちの生活の中で信仰を実践してきました。彼らは本当によく働いています。
 また、ボランティアの皆さんが日本を離れ、海外で新たな挑戦に直面していることにも、私は心から感謝しています。貧しい人々、特にバンブースクールを支援するための資金を集める目的で、この非営利団体を立ち上げようとしているというお話を伺いました。その取り組みを、私は全面的に支持します。
 あなたとあなたのチームには、このプロジェクトを実行する力があると確信しています。どうか、自分たち自身と神を信じて進んでください。この働きは本当に神の働きだからです。神は必ず備えを与え、あなた方の夢の実現を助けてくださると、私は信じています。
 プロジェクトを立ち上げる過程では、きっといくつかの困難があるでしょう。それでも私は、あなたのチームとそのアイデアを支持します。機会を待つのではなく、自ら機会を創り出してください。
 あなたは一人で働いているのではありません。だからこそ、前に進み続けてください。私が提案した「Bamboo Peripheries Overseas Volunteers」という名前は、グループにとって完璧な名ではないかもしれませんが、必要であれば自由に変更していただいて構いません。
 あなたがこれまで貧しい人々のために行ってきたことは、常に大きな相違を生み、バンブースクールがその使命を果たし続けていく助けとなってきました。私たちは皆、「大きな愛をもって小さなことを行う」ことができるのです。特に、日本で働いているブラザーたち、外国の地で生活しながら懸命に働き続けるメキシコやフィリピンのブラザーたちに、心から感謝しています。
 そして、皆さんのこのグループ、さらにタイのプロジェクト、とりわけバンブースクールを支え続けている日本の卒業生の皆さんにも、感謝の気持ちを伝えたいと思います。
 最後に、今日このように少しお話しする機会を与えてくださった皆さんに感謝します。私たち、ラ・サーリアンの世界において、あなた自身が望む変化そのものとなってください。

現地パートナー/バンブースクール創設メンバー

ブラザー・ジョセフ・クロン・チャイプアック FSC
1964年3月25日生まれ。

タイ出身。
ラム・プラドゥー村国立小学校を卒業後、ラ・サール校(チャンタブリーおよびバンコク)にて中等前期課程を修了。続いてバンコクの国立高校にて中等後期課程を修了した。

1982年にラ・サール修道会に入会し、1984年より志願期、1985年から1987年にかけて修練期を修了。
その後、サーンタム大学(サムプラン)大神学校にて学士課程を修了(1990–1994年)、さらにナコーンパトム・ラーチャパット大学にて修士課程を修了した(2001–2005年)。

修道者・教育者として、ラ・サール・バンコク校およびラ・サール・ナコーンサワン校にて教鞭を執るとともに、ナコーンサワンでの養成担当、サムプラン養成の家の養成担当として、長年にわたり若い修道者の養成に携わってきた。

また、ラ・サール財団(タイ)理事長、ラ・サール修道会タイ地区長(13年間)を歴任し、修道会および教育事業の運営・発展に大きく貢献。
さらに、サンクラブリー(バンブースクール)において学校・共同体責任者を10年間務め、教育機会に恵まれない地域の子どもたちと共に歩む教育実践を続けてきた。近年はバンコク共同体の責任者も務めている。

教育・養成・共同体運営の豊富な経験を生かし、特に社会的に弱い立場にある子どもたちや若者に寄り添う教育活動を一貫して実践している。

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